私も薄毛治療を頑張っていますが、職場にかつらをつけた人がいらっしゃいました。40歳よりも若い人で、見た目もそう悪くない方でした。薄毛治療を難波で受けているその人が私の部署に変わってこられたときには、すでにかつらをつけているらしい、という噂がまことしやかに流れていました。でも、パッと見た感じ、というか、椅子に座られていて、そこに行き、そばで立っているときも、ですが、かつらと感じさせることはなくて、やっぱりかつらではないのかもね、といった話を女子職員の間ではしていたのです。
ある日、仕事で車に乗って、長時間移動をする、ということがあり、最初はその人が運転されていたのですが、途中から別の男性職員が運転をされ、その人は助手席に移動されました。後部座席には私の他女子職員が3人といった状態です。夕陽がまぶしい、そんな時間になってのことなのですけど、運転をされていたためか、少々お疲れの様子で、その人は首を後ろにするような形で、口を開けて、居眠りをされ始めました。そうしたところ、夕陽に照らされて、かつらの留め金がきらっと光ったわけです。
それに気づいた女子職員は、あの噂、本当だったんだ、とひそひそ話です。
それ以降、頭が気になって、あまりその人のそばには立ちたくなくなりましたし、あまり頭近辺をみることもできず、なんとなくいやだな、と思うようになりました。
居眠りをするな、というのは酷なことはわかっていますが、やっぱりかつらであることを隠すならば、最後までかつらとわからないような工夫をしてもらえないかな、と思いました。