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「抜け毛を改善するためのシャンプー選び」

2018.02.11

抜け毛や薄毛が気になりだしてきたら最初に気になるのは、シャンプーの見直しではないでしょうか。テレビCMをはじめ、ドラッグストアーなどでも見かける「育毛シャンプー」という言葉ですが、本当に効果があるのでしょうか。

男性型脱毛症をはじめ、抜け毛や薄毛で悩んでいる人のための本当に髪にいい成分と正しいシャンプーの方法を詳しくご紹介していきます。

一般的なシャンプーが頭皮や髪に与える影響とは?

一般的なシャンプーに含まれている成分

私たちが普段何気なく使っているスーパーやドラッグストアーで手に入る一般的なシャンプーには、頭皮や髪にとって良くない成分が含まれています。

・高級アルコール系洗浄成分のシャンプー
高級アルコール系洗浄成分と呼ばれ、「高級」とついていますが実際は安価でコストを抑えるために多用されている成分です。

高級アルコール系洗浄成分は、合成界面活性剤の1つで水と油など混ざり合わない物質を混ぜ合わせたり、水では落とせない皮脂などを取り除きやすくしたりする作用があります。

泡立ちがよく、さっぱりとした洗い上がりのため日本人には人気がありますが、洗浄力・脱脂力が強すぎるため頭皮を荒れさせてしまったり、乾燥させてしまったりすることがあります。

また、硫酸系の成分は、頭皮に刺激を与えるため抜け毛や薄毛の気になる人にとって頭皮環境の悪化につながります。

合成界面活性剤の代表的なものとしてラウリル硫酸ナトリウム・ラルレス硫酸ナトリウムの2つがあります。ラウリル硫酸ナトリウムは植物由来の成分ですが、刺激や毒性が強く頭皮に最もよくない成分です。

ラルレス硫酸ナトリウムは、ラウリル硫酸ナトリウムよりも肌への刺激が少ないのが特徴ですが、どちらの成分も洗浄力が強く頭皮にとって必要な皮脂を必要以上に取り除いてしまいます。

・石油系洗浄成分のシャンプー
高級アルコール系界面活性剤と同じく、石油系界面活性剤も刺激があります。サロン系のシャンプーなどにたまに含まれている成分で側鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ABS)・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)・オレフィン(C12-C14)スルホン酸ナトリウムなどがあります。

・シリコン入りシャンプー
手触りをよくするためにシリコンを入れているシャンプーです。コンディショナーやトリートメントなどに含まれているものもあります。

シリコンは、一度付着するとなかなか落とすことができない成分で髪の毛についている分にはまだいいのですが、頭皮にシリコンが付着しさらに繰り返して使うことで蓄積してしまうと毛穴をふさいで薄毛や抜け毛を促進させてしまうことになります。

洗い流しの際に背中などに付着し流し切れていない場合、背中ニキビなどの原因にもなってしまいます。

・石鹸系洗浄成分のシャンプー
天然成分である石鹸を主原料として作られているため、肌への刺激が少なく優しいシャンプーとして販売されています。

しかし、洗浄力が強いため頭皮を乾燥させてしまいます。特に元から乾燥肌な人やアトピー性皮膚炎を持っている人は、石鹸系洗浄成分のシャンプーを選びがちです。

頭皮がさらに乾燥してしまい髪の成長サイクルに影響を与え、抜け毛がひどくなってしまう可能性もありますので気を付けましょう。

一般的なシャンプーでは育毛はできない!?

高級アルコール系や石油系シャンプーも石鹸系シャンプーも洗浄力が強く使用を控えた方がいいとご紹介してきましたが、なぜ洗浄力が強いと抜け毛や薄毛によくないのでしょうか?

テレビCMでも、ドラッグストアーの店頭POPでも「毛穴の皮脂をしっかり取り除く!」というようなキャッチコピーを見かけますし、すっきりして気持ちよさそうという印象を受けます。

しかし、強力な洗浄力のあるシャンプーは、頭皮環境を悪化させ抜け毛をより加速させてしまうのです。

一見邪魔者のように思える「皮脂」ですが、肌の乾燥を防ぎ紫外線などの外からの刺激やホコリなどの異物から守るバリアの役割をしています。皮脂が少ないと、肌の角質や頭皮の水分がどんどん蒸発してしまい乾燥がますます悪化するという悪循環になるのです。

強い洗浄力のシャンプーで皮脂をすっきり洗い落とすというのは、頭皮にとってとても過酷な状況だと言えるでしょう。

また、育毛シャンプーだと思っていたシャンプーが、実は「育毛シャンプー」ではないということもあります。頭皮を清潔に・皮脂を取り除くなどの効果を書いていますが、実際に「発毛効果」や「育毛効果」があるとはどこにも書かれていないのです。

成分を確認しても一般的に売られているシャンプーで育毛成分が入っているシャンプーは、ほとんどありません。イメージを過信して成分を確認せず使わないよう注意が必要です。

男性型脱毛症や薄毛に効果のあるアミノ酸系シャンプーとは?

安く、簡単に手に入る一般的なシャンプーに発毛や育毛の成分が入っているものはほとんどありませんが、通信販売やクリニックオリジナルなどでは抜け毛を防ぎ育毛に効果のある成分が含まれたシャンプーも存在しています。

中でも頭皮環境によく、抜け毛を予防するためのシャンプーとして代表的なのが『アミノ酸』を使ったシャンプーです。

アミノ酸系洗浄剤は頭皮に過剰な刺激を与えない

アミノ酸由来の界面活性剤は、適度な洗浄力で皮脂を過剰に取り除くことがないため髪にも頭皮にも優しい成分です。その分、合成界面活性剤が含まれたものに比べると泡立ちが悪く洗浄力が弱いと感じられることもありますが、頭皮にとってはちょうどいい洗浄力なのです。

アミノ酸系界面活性剤は、グリシン~・メチルアラニン~・グルタミン酸~・メチルタウリン~・サルコシン~・ココイル~・ペタイン~などの言葉を含んだ成分名が表示されているので成分表示から見分けることができるでしょう。

この中で最も強い洗浄力のものは、メチルアラニン系です。と言っても合成界面活性剤のシャンプーの様なすっきり感は感じないでしょう。

次に洗浄力があるのはココイル系ですが、頭皮に優しい洗浄力です。最近では、メチルアラニン系と組み合わされたシャンプーも増えてきています。

最後にペタイン系のアミノ酸系シャンプーですが、サトウダイコン由来の保湿成分なため特に肌が敏感な人などに向いている洗浄成分です。シャンプーを選ぶときには、製品表示に注意して頭皮に優しいものを選びましょう。

アミノ酸系シャンプーを使う時の注意

最近ではアミノ酸系のシャンプーに注目が集まっているためドラッグストアーでも手ごろな価格のアミノ酸系シャンプーが売られるようになってきました。

成分表示を注意して確認してもらうとわかりますが、アミノ酸系界面活性剤の他に高級アルコール系界面活性剤などが併用されているため頭皮に本当によいシャンプーではないことがわかります。

価格を下げ、また使用感をよくするための企業努力ともいえますが、抜け毛予防のシャンプーとしてはオススメできません。

アミノ酸系のシャンプーは値段の張るものが多いのですが、その分頭皮に負担のかからない成分が使用されています。安いものは、刺激になるものが含まれている可能性がありますのできちんと見分けられるよう注意してください。

さらに、保存料としてよく使用される安息香酸ナトリウムやパラベンなどが使われていると抗菌性は高いものの頭皮にとって刺激となります。防腐剤無添加や植物成分の防腐剤などを使用していると負担がかかりません。

アミノ酸系シャンプーなのに安い!洗い上がりがすっきり!などの言葉に踊らされず、しっかりと成分を確認して選びましょう。

抜け毛を防ぐシャンプー選びのために覚えておきたい成分とは

頭皮環境を整える成分

頭皮環境を整える生薬成分などが配合されていると頭皮の環境を整えることができます。甘草エキスから抽出されたグリチルリチン酸ジカリウムは、殺菌・抗アレルギー・炎症抑制作用などがあります。荒れた頭皮を整えて雑菌の繁殖を抑え、頭皮環境を保つ効果があります。

この他、ホホバオイルや馬油などの油分が含まれているシャンプーは、保湿効果や刺激からのバリア効果があり皮脂と同じ働きをします。

さらに、角質を柔らかくする作用もあるので頭皮の乾燥を改善させ、フケを予防することができます。中でもホホバオイルは、アトピー性皮膚炎や敏感肌の人でも使用できる保湿剤ですので荒れてしまった頭皮も優しく保護してくれます。

天然〇〇葉エキスと呼ばれる天然植物エキス、アロエエキスなども保湿効果や抗酸化作用、エイジングケア効果などがあるため頭皮を健やかにしてくれます。

さらにミコナゾール硝酸塩が含まれている場合は、頭皮のマラセチア菌を殺菌したり、脂漏性皮膚炎を解消したりする作用があるためフケや頭皮の状態を整え、脂漏性湿疹による抜け毛を改善します。

イラクサエキスやオウゴンエキスなども頭皮を洗浄して清潔に保ち、またストレスへの耐性を増やして丈夫な頭皮にする働きがあります。

AGA対策や抜け毛予防に効果のある成分を覚えておこう

ノコギリヤシの成分は、5αリダクターゼに影響がありAGAの原因であるジヒドロテストステロンを抑制させると言われています。医学的根拠のレベルとしてはまだ解明されていませんが、ノコギリヤシの成分が含まれているシャンプーは抜け毛を防ぐ効果があると期待できます。

他に血行を促進させることなどで育毛を促す効果のある成分が含まれているシャンプーが多くあります。センブリエキス・海藻エキス・豆乳発酵液・ホウセンカエキス・セイヨウアカマツ珠果エキス・チョウセンニンジンエキス・ローズマリーエキスなどがあげられます。

正しいシャンプーの手順

良いシャンプーを購入したからもう大丈夫!と安心してはいけません。毎日のシャンプーの方法を間違えていたら全く効果がなくなってしまいます。

抜け毛を減らすシャンプーのポイントを知っておきましょう。

シャンプーの前に髪の汚れを落とす

正しく汚れを落とせば、この行為で髪の6~7割の汚れを落とすことができます。まずは、軽くブラッシングをして髪の毛のホコリを落とし、頭皮の血流をよくします。強くブラッシングすると頭皮を傷つけてしまうので頭皮専用のブラシを使うといいでしょう。

さらにシャワーでよく予洗いをします。お湯は、熱すぎると頭皮が乾燥してしまいますので少しぬるめの温度で少なくとも1~2分程度は洗い流しましょう。

シャンプーを直接つけない

特に男性は、シャンプーを直接頭皮につけてから泡立てる人も多いですが、それによって泡立ち切らなかったシャンプー液が毛穴に詰まってしまうことがあります。手で泡立てたシャンプーを使い後頭部から指の腹で優しくマッサージするように洗いましょう。

頭皮は濡れてとても傷つきやすくなっています。爪を立てたり、ゴシゴシと洗ったりしないようにします。

少し長いかなと感じるくらい十分すすぐ

シャンプーのすすぎ残しは、毛穴詰まりの原因や雑菌の繁殖、頭皮の荒れを引き起こしてしまいます。2~3分以上かけてしっかりと洗い流します。

ぬるめのお湯で頭皮をもむようにすると毛穴についた洗浄剤もしっかりと流すことができます。

リンス・コンディショナー・トリートメントは使い分ける

リンスやコンディショナーは、油分が多いため地肌につかないように毛先につけ、髪に油分が残るように軽く洗い流しましょう。

ただし、サロンなどで販売されている質のいいトリートメントに限っては、頭皮にすりこむことで毛穴の汚れを浮き上がらせてヘッドスパのような効果があります。トリートメントを洗い流すのはしっかりとすすぎます。

頭皮を中心に乾かす

自然乾燥が髪にいいという説もありましたが、頭皮が濡れたままで放置していると雑菌が繁殖してニオイ・かゆみ・フケなどの原因になってしまいます。タオルで軽くたたくようにして水分をふき取り、素早くドライヤーで乾かしてください。

以上が正しいシャンプーの仕方です。頭皮の状態を整え、育毛剤などがスムーズに効果を発揮できる土壌を整えるためにも毎日正しいシャンプーをすることは大切です。

1つでも違う方法をしていたのであれば、ぜひ覚えてシャンプーの際に意識してみてください。

また、朝シャンプーをするのは、紫外線やホコリなどの刺激から頭皮をカバーすることができませんので夜シャンプーをするようにしましょう。

まとめ

抜け毛が気になってシャンプーにこだわったとしても育毛シャンプーのみで男性型脱毛症を抑えることはできません。

しかし、正しいシャンプー方法や頭皮を整える刺激の少ないシャンプーを選ぶことで抜け毛を抑えてAGA治療を補助していくことができます。

毎日行うシャンプーですから上手に活用して抜け毛を予防し、薄毛の解消につなげていきましょう。